この詩集に「ZOO」という題の詩はない。そこで何故「ZOO」を詩集のタイトルにしたのか、ずっと考えていましたが、結局良く分かりませんでした。
確かに動物はたくさん出てきますが、それなら「動物図鑑」でもいいし(笑)、あえて「ZOO」にしたのは?動物といっても結局は人間のことで、人間は自らを檻に入れる存在だからでしょうか?
詩集は旅の記憶に満ちていて、「バリの匂い」が一番印象に残りました。バリに行ったことはないですが、バリの情景と少女の表情が目に浮かびました。
巻頭の「忘れもの」も好きです。
ただ困ったのは、お洒落そうなカタカナ語で意味が分からないのが多かったことです(笑)。