まだらめさんの存在を初めて知ったのは、ココア共和国の誌面でだった。その時は「メンデルソン三保」名義で、掲載されるやたちまち傑作集の常連となった。アメリカ在住のプロフィール、どんな人なんだろうと思っていたら、しばらくしてあの「きかんしゃトーマス」の翻訳者にして児童書の作家の「まだらめ三保」さんだということが分かった。道理で最初から名人のような作品を書かれてたんですね。
そんなまだらめさんの第一詩集はバラエティーに富んだ一冊です。
ナンセンスなものからシリアスなものまで、散文詩もあればひらがなだけの作品もある。アリゾナ在住ということもあって砂漠も作中によく出てくる。現在の大人の境地から見た少女時代の気持ち。読みどころ満載だと思いました。
僕は散文詩の「川辺の人」や「音売り屋」などのちょっと不思議で心温まる作品が好きです。
表題作の「もくようびがにげだした」はユーモアにあふれ、BGMに「一週間」を流しながら読みたい一篇で、これは文句なしに楽しい!