全32篇の散文詩集。
修道院育ちの孤児の少年が主人公。彼の生活や町の様子が少年の視線で語られる。
活版印刷所に勤めるとあって、どこかジョバンニを想起させる。
舞「フランチェスカのスカート」(高柳誠 書肆山田)台はどこかヨーロッパの架空の港町か。
時々手紙をくれる叔父さんは外国の未開の地を旅しているらしく、少年も広い世界に思いを馳せる。
唯一残念といえば、タイトルにある女性フランチェスカが最後にもう一度登場してくれればなぁと思った。
まだこれで二冊目ですが、最も好きかもしれない詩人が高柳誠さん。これからも読んでいきたい。